私にとっての四国はニュースや観光情報など、いずれも何かを通してのものばかりでした。周りに四国出身の方が何人かおりまして、時々話題になるので訪ねてみたいと思っていました。台風の時期を避けて「11月になれば大丈夫かな?」と3泊4日(11月1日~4日)の日程で出掛けてきました。今まで訪ねた地域とは違う何かがあって、また訪ねてみたいと思っていますが…四国は遠い。
一日目
明石海峡大橋を渡り本州から淡路島へ、次に淡路島と四国とを結ぶ鳴門大橋を渡って四国に降り立ちました。瀬戸内海と太平洋の境目、大鳴門橋の下あたりでの渦は迫力満点、必見の価値がありました
四国にある現存天守、まず丸亀城を見学。扇の勾配と呼ばれれている総高60メートルの石垣は日本一高く奇麗な曲線に感動でした。
古くから「さぬきのこんぴらさん」として親しまれている海の神様、参道の長い石段は有名で本宮まで785段、奥社までの合計は1368段あります。「元気なうちに…」とよく言われていますね。
讃岐から四国中央部を南下して松尾川温泉で立ち寄り湯、祖谷渓・蔓橋のそばに宿泊でした。
二日目
三好市西祖谷山村善徳の蔓橋を見学。蔓橋はサルナシ(しらくちかずら)などの葛類を使って架けられた原始的な吊り橋で、日本三奇橋の一つになっています。
少し始まりかけているところもありましたが紅葉はもう少し後のようですね。
日本三大鍾乳洞の一つにあたる龍河洞ですが、関東の人には馴染みがうすいのです。
四国にある現存天守、二つ目は高知城です。
龍頭岬には坂本竜馬像があります。龍王岬と龍頭岬の間に弓状に広がる砂浜が桂浜です。
土佐市内から足摺岬を目指しました。二日目は足摺岬に宿泊です。土佐清水市は清水サバの刺身や鰹のたたきなど新鮮な魚介類が豊富なところです。
三日目
早朝、足摺岬を早朝散策しました。断崖絶壁にそびえる白亜の灯台と黒潮の流れは絶景です。
四万十川に沿って上流へ。増水時には沈下してしまう橋・沈下橋に立ち寄ってみました。
生い茂る樹木の中、石段を登ると苔むした石垣群があり、その上に宇和島城がありました。
青春18きっぷのポスターに3年間(1999~2001年)も起用された「日本で一番海に近い駅」下灘駅に行ってみたくて…
伊予灘の海の幸が楽しめる「魚吉」で夕食を済ませて松山に宿泊しました。
四日目
松山城は大天守と小天守、南隅櫓、北隅櫓を渡り櫓(廊下)で結んだ連立式平山城で、今回の中では一番規模の大きなお城でした。
道後温泉駅の正面(放生園)にある坊っちゃんカラクリ時計や坊っちゃん列車は道後温泉での見場所となっています。定刻になるとリズムにのって時計台がせり上がり夏目漱石の小説「坊っちゃん」の登場人物、坊っちゃんやマドンナ達が現れけっこう人気でした。
来島海峡は鳴門海峡、関門海峡と並び日本三大急潮流の一つで、瀬戸内海のちょうど真ん中になります。
しまなみ海道で本州・尾道側へ渡り帰路につきました。